DIYや専門業者以外に施工を頼む場合の注意点　シーリング１

ビル、マンションの雨漏りなどでも、足がつく部分では、自分でシーリングを打ってみる場合、あるいは専門業者ではない業者様へついでに施工を依頼する場合などがあるかもしれませんが、まず、シーリングの種類に注意してください。
本来は専門業者に依頼いただきたいのですが、台所周りなどでシーリングを打ってもらった時についでに、ちょっと、あそこのヒビにも埋めといて、などと依頼したり、自分でちょっと打ってみようと思った場合、まずはシーリングの種類に注意してください。
外壁の場合、まずは、今後も含め、シーリングの上から塗装するかどうか、を検討ください。シリコンなどを使ってしまうと、後でちゃんと工事する場合など、上から塗装ができなくなります。場所や下地によっては綺麗に撤去もできない場合があります。

本来は、用途向けに様々な材質が開発、販売されていますが、一液で入手と扱いが比較的しやすい変性シリコンを使用するのがDIYでは無難と思います。

また雨漏り補修でシーリングをDIYを考える場合、雨漏りの侵入口と思われる部位の補修では有効ですが、出口の補修は使用しないことをお勧めします。つきましてはこちらの記事を参照ください。

内装業者様などは、シリコンを使っている場合がありますが、外壁ではシリコンはあまり使いません。
雨樋の連結などに使いますが、外壁そのものに使うことはほとんどありません。

変成シリコンとシリコンは全く別物と考えてもいいと思います。購入時に間違えないようにしたいですね。

シリコンは劣化しにくい為、逆に言えば取り扱いが難しいです。撤去しにくい（できない）のです。

写真は、内装業者にちょっと埋めといて、と、間繋ぎ的に依頼されたとのことですが、きれいに修復するのにかなりの手間がかかります。きれいに撤去するのはかなり時間がかかる為です。場合によっては既存物に被害
が及ぶので、交換と言うことになります。

※写真＝雨漏りで、内装業者が施工。撤去だけで時間がかかってしまう。

繰り返しになりますが、できれば専門業者に依頼いただくほうがいいと思います。
特にビル、マンションでは、足つき部分ならいいですが、脚立や梯子を使って無理に危険なことは専門業者へのご依頼をお勧めいたします。