パラペットってどの部分?雨漏りとの関係は?
2020/06/15
劣化が雨漏りに繋がりやすいパラペット
パラペットとは?雨漏りとの関係は?
様々な影響を受けやすい部位
劣化が雨漏りに影響する場合もあります
陸屋根(ろくやね)とは傾斜のない平面の屋根のことです。傾斜が無いと言っても、勾配屋根に対してであって実際には雨水が流れるよう若干勾配が付けられています。外周部に排水溝を設け、排水口から雨樋へ水が掃けていきます。勾配が緩いため、屋上から上手く雨が流れなければ、下階や外壁への漏水の原因になりやすくなったり、雨垂れの跡が残り美観に影響したりもします。
そのため、屋上にはパラペットを設けます。防水上重要な壁になります。写真の部分がパラペットです。屋上を活用できるのが、陸屋根のメリットの一つですが、パラペットがあることで、安全に活用できます。パラペットは外壁の延長となっていることが殆であることや、屋上部分であることなどから、風雨の影響を受けやすいのは想像に易いのですが、角になるので、ゴミや、雨水が溜まりやすいことから、劣化しやすい場所になります。
笠木はパラペットの天部に被せてあるカバーですが、パラペット自体にもまして、劣化しやすい部位になりますので、日常の劣化状況の確認などはパラペット全体と合わせ、特に注意して観察していただきたい箇所になります。