チョーキングは外壁塗装のサインか

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ビル、マンションの外壁においてチョーキングは外壁塗装のサインか

2020/07/01

即、外壁塗装が必要か

メカニズムを理解して、対処を考えていくことが大事

チョーキング現象をおこしている外壁を見て、塗装が必要か、と、問い合わせると、100%の業者様が「必要」と答えるでしょう。
チョーキングは再塗装のサインとよく言われます。チョーキングを大袈裟に誇張して注文をとる悪質業者の話もよく紹介されていますね。
チョーキング現象が起こったからと言って建物が崩れることはほとんどありません。ただし、放置しておいてもいいものではありません。塗りたての壁のチョーキング以外は経年劣化による当然起こりうる現状ですので、サインとはよく言ったもので、正しく「そろそろ塗装した方がいいよ」というサインです。後述いたしますが、特にALCの場合は早めの対応が好ましいです。チョーキングのメカニズムを把握して、外壁塗装の時期を決める一助にすることは大切なことと思います。
よくある悪徳業者の話は、一般住宅向けの飛び込み営業で使われることが多く、ビルやマンションのオーナー様や管理会社様など、チョーキングで建物が崩れるなどということはないと、ご理解されていらっしゃることと思いますが、逆に放置しすぎないように、サインが出たら、いずれで構わないので、塗装は考えていく必要があるということをご確認いただければ幸いです。「チョーキング 外壁」などで調べると記事の多くは一般住宅向けの業者様が書かれたものが多く、「壁が崩れるという悪徳業者」という表現が多いのかもしれません。

チョーキングとは

手で触ると粉が手につく現象のことです。外壁のみでなく、鉄部、屋上部など「色の付いた塗料」を使用すれば、経年で出てくる、経年劣化の現象です。

一部施工不良などが原因の場合もありますが、ほとんどの場合、経年によるものです。逆の言い方をすれば、色が付いた塗料を使用した物は全て経年劣化としてチョーキングを起こす、ということになります。

「チョーキングを再発させないためにこの塗料がいいです」というのは厳密には顔料を使っていない塗料以外には不自然な言い回しで、チョーキングはいずれ起こります。

チョーキングのメカニズム

塗料の成分は大きく分けると

機能のための「樹脂成分」
色付けのための「顔料」
機能性アップや施工しやすさのための「添加剤」

の3つに大別されます。

この3つが適正に混ざり合い、あるいは施工時に適切に混ぜ合わせ塗装し、塗膜を形成し塗ったところを保護しています。

当然、外壁、屋根などの最前線で雨、風、紫外線などから、外壁を保護しておりますので、経年と共に分解、劣化していきます。保護膜として機能していた樹脂、安定させていた添加剤などが分解されていった塗装面は顔料が剥き出しになってきて、劣化し、粉に戻り表面で粉化したものがチョーキング現象の粉の正体です。

塗料の材質名目のウレタン、シリコン、フッ素などの種類は「樹脂成分」で、これが劣化の速度に影響しますが、チョーキングのメカニズムとしては以上の通りです。

塗料の成分は大きく分けると

機能のための「樹脂成分」
色付けのための「顔料」
機能性アップや施工しやすさのための「添加剤」

の3つに大別されます。

この3つが適正に混ざり合い、あるいは施工時に適切に混ぜ合わせ塗装し、塗膜を形成し塗ったところを保護しています。
当然、外壁、屋根などの最前線で雨、風、紫外線などから、外壁を保護しておりますので、経年と共に分解、劣化していきます。保護膜として機能していた樹脂、安定させていた添加剤などが分解されていった塗装面は顔料が剥き出しになってきて、劣化し、粉に戻り表面で粉化したものがチョーキング現象の粉の正体です。

塗料の材質名目のウレタン、シリコン、フッ素などの種類は「樹脂成分」で、これが劣化の速度に影響しますが、チョーキングのメカニズムとしては以上の通りです。

・苔やカビが生えてくる。
→下地素材により違いはありますが、例えば吸水性の高いALCでは、周辺環境にもよりますが、苔やカビよりも、ALCが脆くなることの方が大きな問題になります。苔やカビが生えるほど、水を吸っている状態なら、脆くなっている可能性があります。もちろん美観にも関わりますが、吸水性の低い素材、吸水性を見越した雨仕舞いをしている外壁に関しては壁が崩れるようなことにはなかなかなりません。

・クラックが発生する
基本的にクラックとチョーキングはほとんど関係ないと思います(経験則)。コーティングの剥がれた壁は水を吸っては乾くので、多少のムーブメントは起こりますが、チョーキングが原因でクラックとは考えにくいので、クラックがある場合は、他の要因も重なっている場合が多いです。クラックがある場合は、クラック以外の水含みも重なると爆裂へ進展する可能性があります。クラックの大小も合わせて考えていくことも必要かと考えます。

・壁が崩れる
よく言われる悪徳業者の言い分ですが、経験則でいくと、チョーキングから壁の崩壊に至ることはありません。水を含むことで脆くなる素材(ALCなど)は、もちろん長期間放置することはお勧めしません。もちろんその他の素材もいい状況とは言えません。しかし、即座に壁が崩れる前にどこかに雨漏りが出る確率の方が余程高いと考えます。

雨漏りする
雨漏りはする可能性が高くなります。これももちろん劣化具合によりますが、コーティングが剥がれている状態での雨漏りの場合、雨漏り箇所を特定することが難しくなります。チョーキング+雨漏りの場合、雨漏りの解決方法として=塗装になることがあります

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