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2020/07/01

一言コラムは雨漏りは重視されてるのだろうか。

設計や建築段階で雨漏りは重視されているのか。

登山の時に欠かせない物として地図があります。登山用の地図やガイドブックにはコースタイムといって目安の所要時間が記載されています。登山メインのブログや著名な登山家の著書等でもよく、コースタイムの半分でとか、コースタイム5時間のところ4時間でとか書かれており健脚ぶりを表すのにそういう表現をします。初心者の頃は頑張ってコースタイムより早く着こうとか考えておりました。

ある時穂高に登った時のこと。一人のおばあさんを意気揚々と抜かして行きました。初心者の私はお年寄りがひょこひょこ歩いて穂高を目指しておられる。。すごいな、程度に思っておりました。どこかで休憩しているとさっきのおばあさんがひょこひょこ追いついて来られました。するとおばあさんは休憩も取らず抜かしていかれます。休憩しないんだ、と思っておりました。結局、涸沢(穂高登山の拠点。上高地から涸沢で一泊、翌日穂高へ登るのが一般的)まで、抜きつ抜かれつを繰り返し、ほとんど同時に涸沢へ到着。

初心者の私はそこで思い知りました。実力もないのにコースタイムを気にして実力を上回るペースで、ガーっと行っては疲れて休憩、ガーっと行っては疲れて休憩する私と、殆ど休憩を取らずひょこひょことマイペースで行かれるおばあさん。トータルでほぼ同じタイム。でも、当日の疲れはおそらく雲泥の差があるのでは。そう考えるとペースを考える重要性は明白です。

そこから、計画を立てるのにコースタイムは重要ですが、タイムを縮めることに拘らず登ることにしました。最初はゆっくりすぎるくらい、ペースと呼吸を重視し抜かれても気にせず景色をゆっくり眺めながら余裕を持って登る。これだ大分疲れ方が違う。こういうちょっとしたコツでいつまでも登山が楽しめたらいいなとおもいます。

ペースにまつわる話をもう一つ。湖西に武奈ヶ岳という山があります。御殿山ルートっていうのがあって、乗っけからかなりの急登です。登り始めると中高年のグループで団体に追いつきました。追いついたと言っても速度差がかなりあった訳でなくこちらも4、5人で行っていてしかも急登。ゆっくりついて行こうと思いました。するとそのグループの最後尾のおばちゃんが我々に気づき「ああ、ごめんね、抜いて行って」と言われましたが、急登でかなりの数を抜くのは大変ですし、ペースもそんなに違わないので「ああ、僕たち遅いんで大丈夫です」とはっきり断ったのですが謙遜と取られてしまったようで皆口々に「若いから早いわぁ」とか「おーい後ろ抜くから止まって」とか「若いからなぁ」とか。更に何度もいやいや、大丈夫です、と言ったのですが止まって譲られ抜かざるを得ないように状態になってしまいました。仕方なくすいません、すいません、とかなりの数の集団を急登の中小走りのように抜き追いつかれないようハイペースでしばらく登りました。ついにうちのグループから、「もう無理、休もう」と声が上がり急登終わってすぐ休憩。案の定しばらくすると抜かせて頂いたグループが上がってこられ抜かされます。。かなりバツの悪い思いをし、更にかなり疲れました。それから接近しすぎないように頂上まで。。

登山にはいろいろな楽しみ方があり、目標ややりたいことも千差万別です。百名山踏破を目指したり、何か見たいものがあったり、誰よりも早く登ることを目指したり、山頂でのご飯やコーヒーだったり。。中には登山後の温泉のために登るってやつもいました。雪山が好き、沢登が好き、クライミングだ、トレイルランだ、未踏峰だ、と、本当に千差万別。山はテント泊だ、コースタイムを切るんだなど、初心者の頃の私はあれも、これもやりたい、やりたいでしたが、今は山は逃げない、マイペースマイペースと考えるようになりました。

 

※写真は団体登山のイメージ 場所は八経ヶ岳で武奈ヶ岳登山時のものではありません。


設計、建築段階で雨漏りはどれくらい重視されているのだろう。

一言コラム

一言コラムと言いながら、自分でも答えがわからないことを書きます。

私たちは雨漏りやひび割れ、外壁塗装の専門業者ですから、雨漏りでのお問い合わせをいただいて、現場を調査させていただきますが、なんでこんな設計にしたんだろう、とかなんでこんな修繕したんだろう、と思うこともあります。特に意匠性を重視したデザイナーズ〇〇と言われる建物は、意匠性重視のため、機能性がこれで十分だろうか、と、思ってしまうような造も見かけたりします。

建築基準法などの法律の範囲で設計や建築が施されるわけですが、後々のこと、10年、20年先のこともちゃんと考えてるのか、そこは法律さえ守ればよしとするのか、何を優先するのか、と思ったりもします。お客様の意向にできるだけ添わせようとするのは理解できますが、やはりお客様は10年後、20年後の修繕のことまで考えて希望を出すわけではないので、そうすることのデメリットもきっちり考えて、お客様に説明して欲しいなぁ、と思うのですが、、こんな形だったら、そりゃこんなひび割れ起こすよなってビルやマンション、結構あります。

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