都会の真ん中で
2020/07/17
屋上防水で意外と多い雨漏り原因
主にテナントビルの場合
様々な設備をされるテナントビルに意外と多い、ちょっとしたこと。。
テナントビルの場合、屋上にエアコンの室外機をはじめいろいろな設備があります。貯湯器や付随するポンプ、発電関係、などですが、共用のもの、ビル所有のものはおおよそ把握されていることと思います。
屋上の防水工事は一定の期間でされる方が多いのですが、大き目の設備がおいてあって、その下は防水塗装などがされていない場合があります。おそらく手の届く範囲では施されており、機械がおいてあるので、おいてある間は雨漏りせずにありますが、テナントさんの退去などで機械が撤去された場合、撤去後に防水をせずに放置されている場合が意外に多いです。さらに、新たなものを設置するのに継ぎ接ぎのように塗装などではなくマットを引いてあったりします。それが繰り返され、継ぎ接ぎだらけの部分があったりもします。そこの部分だけではなく、あちこち劣化してきていざ雨漏りすると、どこが効いてないのかわからない上にその継ぎ接ぎ部分があやしく見えて仕方なくなってそこだけなんとかしてくれ、と言われたりもします。
逆の言い方をすれば撤去された後はその部分の防水の劣化、あるいはそもそも防水処置がされているのかなど、確認し、処置はもちろんですが、日時や処置内容を記録されておくことをお勧めしたいです。よくあるのが、管理会社の担当者様が変わられてよくわからなくなっている場合や、オーナー様も機械の出入りまでは把握されておらず、使われていない機械かどうかもわからなかったり、撤去に費用がかかったりする場合もあります。
まずは、屋上防水に関しては一定の間隔で全体的な防水工事をお勧めします。もし部分的に防水工事をされるのであればその内容と時期を把握できるものを保存しておくことをお勧めいたします。