たとえば雨漏り修理とテント

一口にテントといってもいろいろあります。山へ持っていくテントはツエルトや山用のテントのように、快適さよりも軽量化や小さくなることを主目的としています。ザックに衣食住を詰め込んで何時間も歩く。そのためです。オートキャンプは運ぶことを気にせず、畳んだ時の大きさは大した問題ではないので、広く快適に過ごせるような設計ですね。作りはツエルトはポールを支柱にしたり、ペグを打ってテントの形を作らなくても緊急に雨を凌ぐように潜り込めたりしますが、その分作りは簡易的です。山用テントは軽量でしっかりしていますが、天井も低く居住空間も狭い。それぞれの用途で使います。山にテント泊するのにオートキャンプ用はデカすぎますし、オートキャンプでツエルトは簡易すぎて居住性が悪すぎる。どっちが優れているではなくて、用途が違うのです。どちらもできなくはないですね。オートキャンプでもBBQがメインでテントは雨が防げて寝るだけならツエルトでも大丈夫といえば大丈夫。亀仙人のように足腰をきたえるし、目的地でどーしても快適にすごすんだーってオートキャンプ用のテントを持っていくのもありっちゃぁあり、かな。でもどちらもおすすめはしませんよね。
目的に応じて適切なものを持っていくのがおすすめではありますが、絶対ではありません。

なんでもそうなのでしょうが

雨漏り修理も同じことがいえます。
簡易的な修理でいい場合はツエルトを使うようなものです。いい、悪いではなく、ツエルトで満足できるか、ということのように、その工事で満足できるか、と、いうことです。雨漏り工事を緊急避難ととらえるかオートキャンプと捉えるか、それはお客様の状況にも左右されることです。この状況はツエルトですね、という状況はあります。でもオートキャンプ用テントも選択肢としてあって、それを選ぶことが悪いこと、、ではない、と、いうことだとかんがえています。逆もしかり。用途にあった使用法を推奨はしますが、それ以外でも状況によっては別の方法が最善策ということもある、と、思っています。

お客様が納得するのが一番で、それには決めつけではない提案ができればいいなと、常々考えています。